Column
SEM情報コラム
リスティング豆知識第3弾!
長引いた喉風邪が治ったと思ったら、
今度は花粉に蝕まれ、耳鼻咽喉系が崩壊中の、担当瀧澤です。
さて、リスティング広告を運用していると
「常にコンバージョンに繋がっていたキーワードが急にコンバージョンできなくなった」
「一日〇〇クリックあったキーワードの流入数が、掲載順位はそんなに変化していないのに急に増加、減少した」
なんてことがたまにあったりします。
この場合、ほとんどの場合が外的要因であったりするのですが、
外的要因と一言でいっても
テレビの情報番組で紹介があったり、関連ニュースが拡散されていたり、
競合他社の出稿件数増減や広告配信量が変化したり、・・・etcと
複数ある中から要因をつきとめるのはなかなか難しいものです。
ですがこれらの要因の中で”競合企業の出稿の変化”だけ、
実は、後追いできる機能があります。
それがGoogleAdwordsの【オークション分析】です。
例えば、広告主が不動産投資企業だったとしましょう。
だとしたら、”不動産投資”で検索するユーザーに、ひとりでも多く知ってもらいたい、
そしてその中からできるだけコンバージョンに繋げたいと思うわけです。
まさにド真ん中のメインワードってやつですよね。
でも、考えてみてください。
世の中の不動産投資企業、いっぱいあるんです。
みんな同じこと考えているんです。
ましてや、不動産業界は今中古物件のリノベーションなども注目され、
その影響で企業数もどんどん増加の一途をたどっています。
今こそ競合の動きをしっかり把握していないと
勝ち残っていくことができません!
そんなとき役に立つのがこのオークション分析です!
オークション分析では下記のことを把握することができます。
①自分が配信しているキーワードでほかにどんな企業が出稿しているか
②自分が配信しているキーワードのほかの企業の掲載率
③自分が配信しているキーワードで掲載されるほかの企業の掲載順位
④自分が配信しているキーワードで自分とほかの企業が同時に掲載された掲載率
⑤自分が配信しているキーワードで自分より上位掲載している企業の上位掲載率
などが代表的な指標となります。
ここから
・こないだまで掲載のなかった企業が出稿してきてる
・こないだまで自分より順位の低かった企業が順位を上げた
上記のことからクリック数やコンバージョンの減少を想定できますし、
逆に
・こないだまで上位掲載していた企業が見当たらなくなった
・こないだまで自分より上位掲載した企業が掲載順位を落とした
となればクリック数やコンバージョンの増加が想定できるでしょう。
また、
いつも近い順位で掲載してる企業もわかるので、
その企業とは差別化した広告内容に変更してみるなんて施策もできますよね。
もちろんプロのリスティング運用者であれば
配信しているキーワードは何千、何万とあるでしょうから
すべてのキーワードを追うことは不可能ですが
注力したいメインワードはしっかり競合の動きも追っていきたいところです。
もしまだ活用できていないなら是非お試しください!
それではまた次回。