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SEM情報コラム
Web業界である程度の経験と実績を積んでいくと次のステップとして、より高いレベルの仕事ができる会社に転職するか、あるいは思い切って独立してフリーランスになるという選択肢が出てきます。
中でもフリーランスは自分の才能次第で収入を大きく増やしたり、自由な時間ができたりと、メリットはたくさんあります。
しかし今まで全く経験したことのないフリーランスという働き方をスタートするにあたっては、事前にしっかり情報を集め、準備をしなければなりません。
今回はそんなフリーランスになるための条件について、ご紹介していきましょう。
フリーランスになるために何が必要かと言えば、ただ名乗るだけなら名刺一枚あれば、あるいは会社を辞めてフリーランスと宣言すれば、それだけで始めることは可能です。
しかし、サラリーマン以上にお金を稼ぐためには、当然ですが必要となるものはたくさんあります。
そこでまず、フリーランスになるために何が必要なのかについてみていきましょう。
フリーランスとして収入を得ていくためには、まず仕事を取らなければ話になりません。
実はこのことこそ、どんなスキルやどんなツールよりも大切だということを理解しておきましょう。
仕事を取るためには、自分は何ができるのかを相手に伝える必要があります。
そのため、自分が何者であり、どんな仕事ができるのかを伝えるためのポートフォリオを用意しましょう。
ポートフォリオとは自分の仕事実績や得意分野、アピールポイントなどをまとめたもので、それを新規の営業先に常に見せられるように揃えておきましょう。
フリーランスとなるとパソコンやWi-Fiなど、仕事に必要なツールは全て自分で用意しなければなりません。
会社勤めをしている時には会社から貸与されていた環境を、フリーランスになったら自前で調達しなければならないのです。
仕事場は今住んでいる自宅でも構いませんが、本格的に事業にするつもりであればできるだけ早い段階でオフィスを持った方がよいでしょう。
そうなると作業場の家具や備品なども必要になることを覚えておきましょう。
フリーランスになる前に仕事を発注してくれるクライアントがたくさんあればいいのですが、そのような状況というのは非常にレアケースと言えるでしょう。
仮に口約束で独立したら仕事をあげるよ、と言ってくれている人がいたとしても、実際にフリーランスになったらそんな約束はすっかり忘れられてしまうことは珍しくありません。
フリーランスになるのなら、まずは自分一人でも確実に仕事を受けられるような営業先を確保しておくことが先決です。
では次に、フリーランスになるためにはどんなスキルが必要なのかについてみていきましょう。
フリーランスになって営業するためには、競合するライバルといかに差別化できるかがポイントとなります。
その差別化する要因の中でも重要なのが、自分の専門スキルでしょう。
あなたに仕事を発注するクライアントは、その能力に対して報酬を払うわけですから、ライバルよりも高い成果を上げられるスキルを持っているに越したことはありません。
しかしただ能力が高ければ仕事をもらえるかと言えば、決してそういうわけでもありません。
専門スキル以上に重要なのが、クライアントとのやりとりをスマートに行えるコミュニケーションスキルです。
スマートなやりとりには、二つの意味合いがあります。一つは、クライアントの要望をしっかりと引き出し、汲み取るための能力。
もう一つは、クライアントが気持ちよく仕事を発注できるようにするという能力です。
いくら専門スキルが高くても、クライアントの要望を理解できず、さらにわがままを言って相手を不快にしてしまっては、次の仕事はもらえません。
フリーランスは、言い換えれば個人事業主となります。社員を雇わなければ給料を払う必要はありませんが、それ以外に関してはある意味一般的な経営者と同じ感覚が求められ、経営的な思考をしないと安定してフリーランスを続けられなくなる可能性もあります。
フリーランスと聞くと自由気ままなイメージがあるかもしれませんが、ある面ではサラリーマンよりも遥かにシビアな側面があることも知っておきましょう。
フリーランスという働き方は、自由と引き換えにリスクをとる必要が出てきます。
組織に守られ安定して仕事ができるサラリーマンとは異なり、基本的に自分で自分の稼ぎを確保し、身を守らなければなりません。
そのため、まずは自分がそのような働き方に向いているかどうかを、しっかりとチェックしておくべきでしょう。
働き方というのは、いろいろな種類があり、どんな働き方が自分に向いているかは案外自分ではわかっていないこともあるものです。
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