皆さん、こんにちは。
今回は「広告業界への転職を考えている」という人に向け、広告代理店で受かる人材のポイントなどをお話したいと思います。
今まで多くの求職者様を広告業界に送りだし、たくさんのフィードバックをもらってきた中から、特に多かったコメントなどをまとめていきたいと思います。
これから広告業界へ行こうと思っている方、面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。
広告代理店の仕事とは?
広告代理店とはその名の通り、企業の広告活動を代理して収益を上げている企業を指します。あくまで代理なので、極論を言ってしまうと挟まなくてもできるものではあります。
しかしながら、自社でやろうと思ってもなかなかうまくいかないものです。
どういう媒体を使えばいいのか?キャッチコピーはどういったものがいいのか?芸能人などは活用した方がいいのか?・・・自社で考えるとなかなか形が固まらず、結果を出すのは容易ではございません。
そんな時に企業が利用するのが広告代理店です。
広告代理店は様々な業界、業種の企業様の広告活動を代理で発信しているので、広告の知識や経験が豊富にそろっております。
広告活動はマーケティングなどとも言いますが、マーケティング活動は企業の売上に直結します。企業の広告予算を預かり広告を配信するので、当然ですが結果(パフォーマンス)が広告予算を超えていないと赤字になります。
責任重大なお仕事ですが、その分やりがいは大きく、他業界と比較しても給与体系は高水準と言われております。
広告業界に転職する方法
広告業界に就業するには以下3つのパターンが考えられます。
- 転職エージェントを経由して就職
- 自己応募
- コネ入社※友人経由のリファラル採用
では1つずつ解説していきます。
① 転職エージェントを経由して転職
これは人材紹介会社に企業を紹介してもらい、選考を進めていくパターンのものですね。
求人数を多く保有しているのが魅力的で、求職者の希望から最適な企業を提案してくれるので、初めての転職の方や、転職はしたいけど自分に合っている企業がわからないという方は、一度エージェントに登録してみるのもいいかもしれませんね。
特に、広告業界未経験者で広告業界に転職したいと考えている方は、転職エージェントを使っての転職活動をおすすめします。
② 自己応募
これはインターネット上に出ている企業の求人を見つけ、自身で直接応募し選考を進めていくパターンのものですね。
すでに行きたい企業が明確な方、自身のスキルのみで転職活度が可能な方は自己応募した方が採用決定まで早いのが魅力です。
ただエージェントを経由していないので、聞きたいけど聞きづらい質問(年収や残業)などご自身で確認しなくてはならないので、その辺りはエージェントに任せたいという方はエージェントを経由した方が良いかもしれませんね。
③ コネ入社※友人経由のリファラル採用
レアなケースですが、これはすでに入社している知人経由で入社する方法です。
すでに入社している方からの社内推薦で入社する方法なので、当然ですがご友人のご協力が必須になってきます。いざ選考に入ったら自身のアピールで結果は来ますので、最初だけお手伝いしてもらうイメージですね。
この方法は大前提として、その会社で働いている友人がいる、太いパイプを持った人がその企業と繋がっている必要があるので、ここは運要素も多少含まれてきますね。
上記の様な3パターンが主に考えられます。
我々は転職エージェントなので①に該当しますが、ご自身の状況やご経験によって就職活動はどうやって行うのかしっかり考えていく必要がありますね。
広告業界で求められるスキルや姿勢
元々経験者を積極採用している会社の多い業界ですが、それで諦めてしまってはもったいないです。経験がなくても入社できる可能性は大いにあります。その上で大事なことを一緒に学んでいきましょう!
ロジカルシンキング
これは、筋道だった合理的な思考様式やその方法論のことを指します。翻訳すると、論理的思考などとも言います。これは非常に重要です。
広告代理店とは常に数字がついて回るお仕事です。その為、この思考は非常に仕事を行う上で重要になってきます。エイヤーで仕事を行う方や、出たとこ勝負で仕事を行う方は非常に苦しむと思います。
面接においても、面接官はそこを見ています。(面接のポイントについてはこの後紹介しています)
マーケティングの勉強をしている・情報収集している姿勢
マーケティングとは常に移り変わっていくものです。
今主流のマーケティング手法が来月には変わっているなどよくあるお話です。なので我々は常に学んでいかなければなりません。特に広告業界未経験の方は、これから積極的に学んでいく姿勢がとても大切です。
企業はそういった姿勢の人材を企業では望んでいます。
常に本を読んで学ぶ、運用経験者の方は動画などで最新の手法をチェックするなどスキルアップの時間を確保しましょう。
基本的なPCスキル
PCスキルは主にExcel・Word・PowerPointをメインとしたOfficeを指します。
提案書やシミュレーション、レポート作成など広告業界ではOfficeを使うことが多々起こります。大前提で最低限ここは抑えておいて欲しいという企業も少なくないので、今不安な方は日常的に触れておくようにしましょう。
トレンドに敏感である・SNSを活用している
冒頭にもお伝えしましたが、広告業界は移り変わりの早い業界です。今何が流行ってるのか、SNSは何が人気なのか・・・などトレンドに敏感でなくてはなりません。また、SNSを活用した広告も今は主流になってきております。この辺りを全く知らない、使ったことがないなどだと、企業からの印象はあまりよくないです。
1ユーザーとして活用しておくことをおススメいたします。
広告業界へ転職するための面接のポイント
続いて、広告業界の選考を通過するにあたって面接のポイントをお話したいと思います。
※書類選考は通過したものと仮定して。
他企業の選考も同様な一般的なポイントも入れていきますので、そこも含め確認してみてください。
ロジカルシンキングを意識して話す
「今までの仕事の中で、どういった仕事をどのように行っていたのか」中途面接を受ける中で、こんな質問をされたことはないですか?
「成功事例はありますか?」
「仕事を行う上で大切にしていたことはありますか?」
この辺りは定番の質問でもありながら、「求められるスキル」でも紹介したロジカルシンキングができているかどうか(しっかりと目的を持って順序立てて仕事ができるか?など)も見ています。
質問に回答したうえでその為にどういったことをしたのかなども聞かれますので、面接準備を徹底して挑みましょう。
志望動機を固める
結局のところ、ここが1番大事なのではないでしょうか。
「なぜ広告業界を選択したのか?」
「数多くある広告代理店でなぜうちを志望したのか?」
ここはしっかりお話できないと必ず落ちます。
ここだけは前の日二日酔いでも話せるくらいガチガチに固めておいてください。
自責の念を持つ※他責にしない
これは面接でたまに出てしまう方が多いのですが、できなかった時を周りの人や環境のせいにしてしまう方が非常に多いです。本当にその通りの時もありますが笑
それ自分のせいでは?自分の力で何とかできたのでは?って面接官は突っ込まなくても思ってますよ。
冒頭でもお伝えした通り、広告代理店は企業のお金を使う責任感のあるお仕事です。周りのせいにばかりしていては当然活躍することなどできません。
良い結果が出たときは周りのおかげ。悪い結果が出ときは自分のせい。
常にこの心もちでいれば、企業にもしっかり伝わりますし、自分自身常に成長していけると私は思っています。
結果を常に求める姿勢で話す
これは広告業界のみならず、他業界でも言えることかと思います。当然ですよね。社会人は結果を求められるものです。ここにこだわりがなければ企業としては雇う必要性がありません。
「必ず結果を出します!」面接ではこれくらい言えるくらいの気持ちで行かないと、特に業界未経験の方は難しいと思います。
自身の価値を提供する
まずはしっかりその会社の業務内容を理解し、その上で自分の経験からどんなことで会社に貢献できるのかしっかり伝えること。これが重要になってきます。
「今まで私はこんな仕事を行ってきました。その経験は御社の業務のこの部分できっと役に立つのではと感じております」
イメージとしてはこんな感じです。
これは自分自身を営業する・アピールするところですので、自分の強みをしっかり理解し、入社後に自分が貢献できる分野と業務内容をしっかり結び付けてアピールしましょう。
キャリアビジョンを描く
仮に入社したとして、将来はうちでどうなっていきたいのか?または、将来の夢などはあるのか?ここは正直かなり難しいところです。この業界を志望している方は、何となくですが独立志向の方が多い気がします。独立したいという夢もいいのですが、受け手からすると「じゃあいずれうちを辞めるんだ…」ととらえてしまう面接官の方も多いです。
面接を突破しやすいという点では、「マネジメントもやってみたい!」「トッププレーヤーになりたい!」などが無難にいいかもしれませんね。
広告業界での面接ポイントとしてはこんなところではないでしょうか?あとは他業界でも共通な、
- やる気・向上心
- 会社への定着性
- 目を見て話す
- 笑顔・清潔感
- 高いコミュニケーション能力
- 質問の回答はしっかり結論→理由の順で話す
など一般常識的なところになってくるかと思います。
さいごに
今回は広告業界への転職を考えている人向けに詳しくお話しましたが、参考になりましたでしょうか?
大手と言われている会社、中小やベンチャーと言われている会社がこの世に存在しますが、規模関係なく会社とは“人”なのです。人材1人1人が会社を形成し、その会社の看板を背負ってみな仕事をするのです。
その為、人事は会社を形成してくれる人を採用します。当然のように、「人間として優れた人を採用して会社をより良くしていって欲しい」という願いがあります。
この記事でお話したことをしっかり押さえて面接に挑んでいただければ、きっと今よりアピールすることができ、入社の確率が上がってくると思います。
仕事に関することも少し記載しましたが、広告業界での仕事は、皆様が思っている以上に大変ですし泥臭い仕事でもあります。ですが、その分やりがいのあるお仕事です。
1人でも多くの方が広告業界に入社できることを願い、また少しでも転職のお力になることが出来ればと思いますので、一緒に頑張りましょう!
それではまた。